新型コロナウイルス感染症の後遺症
こんにちは、エートスです。
学校業務以外にも多忙となってしまって、しばらく振りの書き込みです。
最近、ニュースを見ていても経済を回すのも大切であるので、Withコロナの方向で行動制限は行わないと、政府の方針が示されているようです。
それならば、看護師国家試験の時に新型コロナウイルス感染症に罹患していても、個室対応など配慮をして受験させてくれるのでしょうか?
看護師国家試験対策をしている看護教員として、ふと感じた疑問です。おそらくは10月以降、看護師国家試験が近づいてこないと指針などは示されないのでしょう。
新型コロナウイルス感染症といっても、アルファ株、デルタ株、オミクロン株などでそれぞれ多少の違い・特性があるようです。
新型コロナウイルス感染症の後遺症も株によって異なることも聞かれます。特にオミクロン株は後遺症が長引く可能性があるとの報告もあります。
また、後遺症の有無、後遺症の重さ、後遺症の残る期間の長さは、感染時の症状の重さとは関連性がないことも知れらています
その中で、気になるのが「多臓器炎症症候群」です。
更に言うと、私が気にしているのは「ブレインフォグ」と「小児多系統炎症性症候群」です。
ブレインフォグは、頭に霧・靄がかかったような状況が起こることで名づけられた症状です。
- 思考力の低下
- 記憶力の低下
- 集中力の低下
- 認知の障害
などの症状が言われています。
最近は、20歳代や未成年の感染が増えていますが、このブレインフォグが後遺症として残ってしまったならば、学生生活は破綻してしまいかねません。
うつ病やストレスなどが原因として起こるブレインフォグはTMS治療などが効果があるとされていますが、新型コロナウイルス感染症のブレインフォグに効果があるかは、未知数です。
新型コロナウイルス感染症のブレインフォグは脳で起きている炎症が原因です。神経が炎症によって傷ついたならば、回復は難しくなっていても不思議ではありません。
死者、重傷者が少ないからと言って、新型コロナウイルス感染症の拡大を容認するのは、課題を多く残すような気がします。
看護専門学校の終講試験
こんにちは、エートスです。
私が担当している講義が始まってから、ブログを書く時間が取れなかったので、久しぶりとなってしまいました。
終講試験
学生が受ける講義の回数は、学校によって違いがあると思いますが、多くは7~8回と15回、30回に分かれるのではないかと思います。
4月から始まった7~8回の講義は2か月が経過しましたから、そろそろ終講試験(単位認定試験)が始まるのではないでしょうか。
大学は、前期・後期に分けて集中した試験期間があると思いますが、専門学校は科目ごとに実施するのが一般的かな、と思います。
4月、5月は学生は講義が終わったらサッサと下校して、教室の中は誰もいないもぬけの殻と化していましたが、今は教室や図書室に数名残って勉強している学生グループを見かけます。
夏休みの前後に終講試験が集中してきますが、その頃には1年生の成績がいくつか出てきて、1年生の担任によって外部には見せられない「リスト」が作られてきて、下位に名前のある学生に対し、担任からのアプローチが始まります。
実技試験
1年生は特に基礎看護技術の実技試験が近づいてくると、実習室を使って技術練習が始まりますので、看護学校ならではの様子が見られるようになってきます。
バイタルサイン、ベッドメイキング、体位変換、車いすへの移乗、更衣、排泄介助など覚えなくてはいけない技術が目白押しです。
1年生は二言目には「タイヘン、タイヘン」と言い出すようになります。
4月の頃から1年生の担任から学生に終講試験や実技試験が重なると大変だから、計画的に勉強するよう、繰り返し伝えられているはずですが…
3年生との喧嘩で
新型コロナウイルス感染症拡大前の話ですが、技術試験と筆記試験が集中してイラ立っていた1年生3人が、実習から帰ってきた3年生と喧嘩したことがありました。
その中で3年生から
「大変だって思うかもしれないけど、3年生で実習やってると1年生に戻って勉強しなおしたい、勉強しなかった1年生の自分に文句を言いたいって思うんだよ」
と、強く言われて1年生が黙ってしまいました。
結果として、1年生1名は「これ以上勉強しないといけないのはムリです」と言って退学してしまいました。
他2人は学習態度が変わってマジメに勉強するようになりました。
教員が言うよりも上級生に言われた方が、学生の心に響くのだなと実感した例ですが、教員も昔は学生時代があり、同じように3年生の実習を体験をしているのだけどな、と少し愚痴を言いたくなります。
看護の専門学校は3年間のカリキュラムに内容が押し込められていますので、学生も大変ですが、頑張ってほしいと思います。
それでは、看護師国家試験の合格を祈って!
昔住んでいた新潟市
今週のお題「好きな街」
5年間ほど暮らしていた新潟市をいつも懐かしく思います。
私は引っ越しの回数は多いのですが、関東地方以外に住所を動かしたことがあるのは新潟市だけです。
日本海側にありますので、夏はフェーン現象で暑く、冬は分厚い雲に覆われて青空と太陽が見えません。
関東地方とは上越新幹線・関越自動車道でつながっていますが、ずいぶんと気候が違います。
上越新幹線以外でも上越線(新潟駅~長岡駅は信越本線)、磐越西線で郡山駅まで出れば、東北本線、水郡線で関東に入ってこれます。さらに磐越東線~常磐線ルートもあります。
まあ、新幹線を使わずに普通列車で新潟駅と関東を行き来しようとしたら、群馬県以外の人は、1日が潰れる覚悟をしないといけません。
かつては、「ムーンライトえちご」という夜行快速列車がありました。私も1回しか使ったことがありませんが、あまり寝心地はよくありませんでした。
自動車で行く場合、関越自動車道以外では磐越自動車道がいわき市と新潟市を東西に繋いでいます。
常磐自動車道・東北自動車道で関東から北上し、磐越道で福島県を西に進むルートです。
東京と新潟市は直線距離で約250kmも離れた遠方です。東京から西に進めばおよそ名古屋市までと同じくらいの距離です。
私の実家は関東から出たことはありませんので、帰省するときは、お金と時間がかかったことは忘れません。
また、冬に関東と新潟を行き来すると、トンネルを超えると、天気がガラリ変わります。
新潟から関東に出たときのカラッと晴れた青空と太陽はまぶしいです。
逆に、関東から新潟に入った時のどんよりとして曇天は少し気持ちまで曇り空となってしまっていました。
新潟市で一番最初にビックリしたのは、五十嵐町の辺りは砂丘で、地面はずっと砂地です。
畑も砂で、土が見えません。
砂の上に松葉が落ちていても、地面は砂地、葉っぱは針葉樹なので、雨の日に枯れ葉がグチャグチャになって…みたいにはならないのです。
印象に残っているのは国道402号線(新潟海岸バイパス)ですね。
新潟市関屋から西に向かって402号線は海岸沿いを走るのですが、夕方佐渡島の付近に太陽が沈んでいく海岸線はきれいです。
関屋分水の浜浦橋(当時は名前を全く知りませんでした)では、海風をまともに車体の横に受けるので、風の強い日は危険です。
雪の降って道路がアイスバーンになっている夜に、橋の上で信号待ちで止まっていたとき、横風に煽られて、ズズッ、ズズッと横に車がずれていく恐怖は忘れられません。
吹雪で目の前は白くホワイトアウトみたいになっていて、下はセンターラインも見えない雪に覆われたアイスバーン。怖かったですね。
あとは、風に舞いあげられる雪は足元から逆巻く。傘を持っていても意味がありませんでした。
新潟市に暮らし始めた最初の冬。新潟駅近くのコンビニでビニル傘を買って、外に出て、傘を開いた瞬間に風に傘を壊されて、呆然とした記憶があります。
新潟市は雪より風のイメージが残っています。海風がさらにビル風となるので、新潟市の市街地は風が強いです。
関東からすぐに行ける場所ではないので、しばらく新潟市には行ってません。
その分、行きたいと思う気持ちが募りますね。
学生が休む時の理由
こんにちは、エートスです。
3年生も新学期が始まりました。
私の勤めている看護学校は、3年生にはまだ講義が3科目残っています。
4月の1ヶ月と1年生2年生の臨地実習期間にその講義を行なっていきます。
3年生は1日に同じ科目が4コマ入ることもあり、結果として1日休むと欠席時間がギリギリになってしまいます。
それだけで留年してしまうかもしれないという危機感があります。
そのため、3年生の担任として、毎年新学期始まる最初のホームルームで学生に話すことは「体調管理」です。
3年生は1年間のほとんどを臨地実習で過ごしますから、体調が整わなければ病院内に入ることも叶いません。
学校の講義でしたら多少体調が整わなくても無理して受講する、ということもできました。
しかし、臨地実習では体調が思わしくない時に実習をすると、結果として実習病院側に迷惑をかけてしまいます。
今は新型コロナウイルス感染症が流行していますので、1人の学生に風邪症状があれば、その臨地実習グループ、クラス、学年の臨地実習が止まります。
実習が止まるといっても、すでに新型コロナウイルス感染症が拡大してから2年以上の時間が過ぎていますので、学校内で対応策が決まっています。
それでも、看護学生が「臨地実習でしか学べない」ことは多いですので、できる限りは臨地に赴きたいところです。
今年度の3年生は、学生としての時間は全て新型コロナウイルス感染症流行期間と重なりそうです。
入学当初から「手洗い」、「うがい」、「消毒」を言われ続けていますので、感染対策は耳にタコとなっているでしょう。
最近感じている事
担任をやっていて感じることは、以前は「熱が出たのでお休みします」、「風邪をひいたのでお休みします」と言ってくる学生が多かったですが、新型コロナウイルス感染症の流行以後はこの理由で休む学生が激減しました。
感染症対策が徹底されたので、風邪を引きにくくなったとも言えます。
ただ、「風邪をひいた」でズル休みはできなくなった、とも言えます。
今風邪をひいたと学校に伝えると、教員の目の色と声音がたちまち変わります。
当校では、①「必ず受診しなさい」と言われ、②「診断結果を必ず報告しなさい」、③「受診した結果を見せなさい」と言われます。
受診した結果とは、請求書、領収書などをさします。深刻な感染症や長期間の休みでなければ診断書までは求めていませんが、紙など文字で見えるものを教員が目視確認できるようにさせています。
建前上は「看護師はミスコミュニケーションを防ぐために医師の口頭指示だけでは動かない→処方箋・指示書による確認をする」としています。
さらに、「受診しませんでした」、「家で様子を見ていました」と後から学生の報告を受けて、受診していないことが分かると、教員から「その判断の根拠は?」、「新型コロナウイルス感染症ではないと何故言えますか?」と更なる追い討ちを受けます。
安易に「風邪」は言えないのが現状ですね。
その代わりに増えたのが「頭痛」と「腹痛」です。
繰返し休む学生はほぼこの2つですね。
看護学校だと女子学生の割合が多いこともあって、「腹痛」には生理痛の割合も多いです。
繰り返し生理痛で休む学生にはきちんと受診するように勧めています。
また、看護学校には助産師の資格を持っている教員もいますので、「相談」という名目の面接も始まります。
本来、欠席はないことがベストですが、体調を崩したときの対応はきちっとしておきたいものです。
教員は休みが多い学生にはどうしても先入観を持ってしまいがちですが、「看護師」として観察・情報収集能力に磨きをかけて、「見抜く」、「見逃さない」、「見間違えない」ようにしていきたいものです。
それでは、看護師国家試験の合格を祈って!
看護学生の最初の講義
こんにちは、エートスです。
4月も中旬に入ったので、看護学校も新学期が始まっているのではないかと思います。
1年生はまずは看護学概論から始まるのではないでしょうか。
そして、何をおいても看護学を学ぶなら「フローレンスナイチンゲール」からでしょう。
その後に続くのは、基礎看護技術と解剖生理学の講義だと思います。
2年生は、1年生の終わりごろから各領域ごとの看護学が始まり、今後は各論が待っていると思います。
3年生は、統合分野の科目と実習準備に忙しいところでしょう。
改めて看護教員の立場になってから看護学概論を読み直すと、「難しい!」と感じます。これほどの内容をさらっと1年生の最初に講義されても、理解はできずに頭の上を言葉が通り過ぎるだけでしょう。
実際、私が学生時代に看護学概論で何を習ったか覚えているかと聞かれても、上述のナイチンゲール以外は何を教わったか覚えていません…
ある意味、(自己弁護になりますが)看護学概論でナイチンゲール以外覚えていないのは妥当だと思います。
何故なら、看護学概論は文字通り看護学の概論なので、内容は個別に詳しく学びなおします。各授業で、記憶を上塗りされているので、看護学概論で教わったという記憶が残らないのだと思います!(強調)
少し脱線したので話を戻すと、看護学概論は学生が看護学校3年間で学ぶことを1科目にまとめています。
よくWebライターなどでは、PREP法と呼ばれる結論を先に述べる記述法が推奨されています。その方が読者に意図が伝わりやすいからだと言います。
看護学3年分のまとめから講義するので意図が伝わりやすく…
いや、無理でしょう…
看護学の初学者にいきなり看護学のまとめを講義するのですから、理解できるとは思えません。
看護学ってこんな事を勉強するんだよ、という紹介程度なのでしょう。シラバス代わりになればいいな、という感じでしょうか。
続く解剖生理学!
解剖生理学は看護師国家試験に向けて学生が最も弱い箇所の一つです。
3年生の模擬試験結果を見ても、解剖生理学は全国平均で60%前後と成績は振るいません。
看護学概論に続き、1年生は難しい科目の講義が続いていくと言っていいでしょう。
そういった意味でも、看護学生は5月病にかかっている暇はないのです。
看護師を目指して看護学校に入学してきた学生にとって、難しい科目が続いてく1年目は大変な時期です。
2年生から3年生の臨地実習が2回目の難関ですが、この時期には「看護師になるぞ!」と覚悟が決まっている学生が多いです。
しかし、1年生の最初の頃ですと「こんなはずじゃなかった」、「思っていたのと違う」と言ってリタイヤしかねません。
メンタル、学習の両面でサポートが必要な時期です。
新入生を迎えた学校教員として、頑張っていかなくてはいけないと感じました。
それでは、看護師国家試験の合格を祈って!
自慢のL字デスクは組み立てで泣きました。
今週のお題「わたしの部屋」
私の部屋は3.5畳の書斎です。
正しくは書斎というよりパソコン部屋です。
パソコン2台(デスクトップとノート)のほか、Wi-Fi6に対応したルーター、プリンターとスキャナー、iPadが所狭しとおいてあります。
そしてLOWYAのL字デスクが一番のお気に入りです。
3.5畳の狭い部屋で組み立てるのは大変でした。
組み立ては足から組んでいきます。
天板となる位置を下に向けて組んでいき、最後に天板側を上にひっくり返す作業が必要になります。
このひっくり返す作業をするにあたって、私の部屋の横幅とデスクの横幅がピッタリだったので、きれいにひっくり返すことができずにデスクが傾いた時には壁紙が間違いなく傷つきます。
その防護のために壁に段ボールを貼っていくと、今度は段ボールが引っかかってデスクを起こせない、という事が発生しました。
これでは無理、と思い別の部屋に一度移してからと考えましたが、出入口が狭くて外にも出せない、となりました。当然、外で組んで中に入れることもできません。
最後は意を決して、慎重にひっくり返すことにしましたが、かなり重かったです。
特にデスクの形がL字であったので、その分ひっくり返すときには高さが出てしまい、足を完全に床につけるまでは労力を必要としました。
天板は黒い強化ガラスですが、これが重いです。
また、天板を支えるのがパイプに取りつけた吸盤で、平行に下ろすことができずに、一部の吸盤に重心がかかると、天板が傾いてしまいます。
それを調整しようと持ち上げようとしても6個の吸盤が抵抗して簡単には上がりません。
どうしたものかと悩んだ挙句、商品レビューを読んだら、吸盤とガラス天板の間に紙を入れて、傾き調整ができてから紙を抜くというテクニックが書かれていたので、それをまねる事で乗り切ることができました。
L字デスクは、壁の隅にL字の角を押し付けるか、壁の隅に椅子を置いて、部屋全体を見渡せるようなデスク配置にするかの2通りかと思いますが、私の部屋は前者です。
後者にすると、椅子にどうやって座るか?の課題が出てしまうので無理でした。
一息ついて出入り口から眺めると、木目調の壁と黒のL字デスクがうまくマッチしていて苦労が報われました。
親戚や友人にL字デスクの値段を言うと予想より低くてビックリされます。見た目はすごく高級感があります。
ガラス天板に物を置くときは少し気を付けてそっと置くようにしていますが、意外と丈夫で傷がつきません。
ガラス天板に手垢がついてしまうと汚れて見えてしまいますが、その分整理整頓と掃除はマメにやるようになりました。
不満は高さ調整ができないことと、キーボードスライダーがあまり出てこない事。
キーボードのファンクションキーがガラス天板に隠れてしまい、キーボードが打ちづらいことがあります。あと5cm出てくれると申し分はないのですがね…
キーボードをコードレスにしてガラス天板に出して使うか、我慢することになります。
新入生の感染予防行動
こんにちは、エートスです。
4月に入りました。4月1日が金曜日だったこともあり、今週が看護専門学校の入学式ウイークとなっていると思います。
新型コロナウイルスが落ち着いたと思ったら第7波の話も出てきています。今年度も新型コロナウイルスと戦うか付き合うかしていく年となるのでしょう。
当然ながら、新入生に新型コロナウイルス感染症対策を身に着けてもらうことが学校が取り組む優先順位の高い課題となるでしょう。
そういう目で新入生を見ていると、プッシュポンプ式の擦式手指消毒薬をちょっと押しただけの学生が多いこと、多いこと。
在校生はきちんと一番下まで押し込んで擦式手指消毒薬を手にしているかというと、そうでもないでしょうが、看護教員の目が光るところではしっかりと対処行動を起こしています。
プッシュポンプを一番下まで押し込んで十分な薬液量を手に取らないと、教員から「やり直し」と言われて、挙句の果てに教員の目の前で薬液が乾燥するまで衛生学的手洗いを実施させられます。
薬液量が十分でも、最初に手のひら同士を合わせて擦ろうとしたら、「爪から!」と注意が飛びます。当然やり直しです。
さらに、爪が伸びていると、注意が重なっていきます。
そういう事を繰り返し指導されていますので、在校生は(少なくとも教員の目の前では)衛生学的手洗いの意識があります。
新入生にはその意識が乏しいので、また1から口うるさく衛生学的手洗いの指導をしていくのかと思うと、少々気が重いです。
もう一つ学生が教員に繰り返し中止されることとして挙げられるのは「荷物を床に置くこと」です。
感染予防の考え方の一つにゾーニングがあります。
膝から下、腰から下と程度に差はあれど、下のエリアは不潔な空間という考えがゾーニングに含まれます。
当然ながら、床に物が接触するのは不潔です。
下に物を置きたいときでも直接床に置くことはせず、例えば何か敷くとか、床から宙に浮かせるとか対処をします。
学校は病院や高齢者施設ではありません。床に病原性微生物がいる訳ではありませんが、看護学校は職業訓練校です。臨地実習に行ったときや臨床看護師となった時に、ゾーニングの考えが分からないではすみません。
感染対策は日常生活の中に落とし穴があります。
医療スタッフから医療スタッフへの感染は、病室で患者に援助している時のリスクより、スタッフの控室で起こるリスクが高いと考えられています。
感染症患者のケアの最中では緊張から感染予防が徹底されていても、気が緩んだときには感染予防行動も緩むのです。さらに飲食を伴うとなればなおさらです。
看護学生は日常生活の中から感染予防の意識を高めていかなくてはいけません。
看護教員は小うるさくならなくてはいけないのです。
それでは、看護師国家試験の合格を祈って!