睡眠ってホントウに大事
こんにちは。エートスです。
昨日の続きとして睡眠をテーマに書いていきたいと思います。
今日、厚生労働省から今年度の受験票が届きました。
10月に願書作成を始めてから受験票が戻ってくるまでが、看護師国家試験担当の教員としては、落ち着かない日々です。
願書が学生全員分受理されたかなぁ、何か抜け落ちがないかなぁ、住所や番号などミスの見落としがなかったかなぁと、不安がずっと頭の片隅にへばりついています。
学生全員分の受験票が、無事に届いたのでほっとしています。
それと同時に、受験会場が分かりました。
毎年受験会場がどこになるのか、受験票が届くまで分かりません。
学校は毎年同じ前泊用のホテルを予約していて、近くの受験会場であることを祈っていますが、今年もホテルから近い場所となったので、当日朝に早い出発にならずに済みそうです。
今日は看護師国家試験の受験前日に前泊するホテルでの睡眠の話です。
毎年、本番前夜のホテルでの睡眠が悩みの種です。
① 緊張して眠れない学生
② 布団や枕が変わると眠れない学生
③ ホテルの防音性が低くて眠れない学生
④ 寝る前のルーティンが守れないことで眠れない学生
⑤ 修学旅行気分ではしゃいで眠れなくなる学生
⑥ 他の学生に睡眠を邪魔されて眠れなくなる学生
⑦ 抗アレルギー薬服用で日中ボーっとしている事の反動で眠れなくなる学生
昨年の前夜(2021年2月13日の23時頃)には、なんと最大震度6強(M7.3)の地震が発生しました。
緊急地震速報が流れ、強い揺れがきて…
翌朝の早起きに備えて寝ていた学生は、この地震に起こされてしまいました。
まさかの自然災害に遭うという…
睡眠不足で看護師国家試験を迎えると…
睡眠不足で迎えた看護師国家試験はハンディキャップを背負ってしまったようなものです。
特に午後問題は睡魔との戦いになってしまいます。
午前問題は9時50分~12時30分 午後問題は14時20分~17時
昼休憩は2時間近くあります。午前問題が終わって、緊張が一息つける。さらに昼食を摂ったら、眠気が襲ってきます。
試験監督が入ってきて、試験問題を配布後の待ち時間はやたら長い!
これで暖房が効いて暖かい会場だったらもうヤバい。
国家試験問題最初の1~25問目までは必修問題ですから、取りこぼしが許されないのに、頭が眠気に襲われているなんて!!
睡眠対策をとっておこう
受験会場から離れているので、ホテルに前泊するスタイルをとっている学校の学生は、ホテル前泊時の睡眠対策が必要な場合もあります。
睡眠は生活習慣ですから、直前に対策を始めても効果は期待できません。
対策を生活習慣化するためには、準備としては3か月は欲しいところです。
一般的な睡眠前環境を整える、生活リズムを整えるなどもありますが、どんな時に自分は眠れなくなるのか?を考え、個別対策をしておくことも重要です。
+αとして、精神面を落ち着かせるルーティンの準備もあるといいですね。(これは前泊するホテルで実施できないと意味がありません。)
瞑想呼吸法
おすすめは瞑想呼吸法です。
「瞑想」 「アメリカ精神医学会」の二つのキーワードで検索すると色々出てくると思います。
スピリチュアル・宗教色を排した医学・治療法として認められつつある方法ですが、日本人としては、座禅と似たようなものと考えたほうがなじみやすいかもしれません。
大切なのは
① 静かな環境を整える。
② きちんとした姿勢をとって動かない。
③ 目をつぶって、ゆっくり呼吸をする。
④ もやもやと浮かんできた考え、悩み、不安などを振り払い、呼吸のみを感じる。
⑤ 毎日同じくらいの時間に10~15分程度行う。
頭を休める、心を理性の支配下に置くなどと言われます。
これが習慣化している人は、試験中にパニックになっている時でも少し実施するだけで心が落ち着いてきます。
質・時間ともに良い睡眠をとって、万全な状態で看護師国家試験が迎えられますように。
それでは、看護師国家試験の合格を祈って!